パーキンソン病について
高齢化にともない世界中のパーキンソン病患者数は急増しており、ある研究では通常は感染症に対して用いられる「パンデミック」という表現を用いて、今後のパーキンソン病の増加に対する早急の対策が必要であると警鐘を鳴らしています。世界中のパーキンソン病患者数は過去25年間で倍増しており、2015年の690万人から2040年には1420万人になると予想されています。 現在、当クリニックにもたくさんのパーキンソン病の患者様が通院しておられます。
パーキンソン病は非常に多彩な症状を持つ疾患であり、また長い期間付き合っていかなければならない疾患です。現在も、世界中でこの病気に対する研究が常に盛んに行われています。
治療の第一は、症状に合った適切な薬物治療です。そのためには日々の症状を主治医の先生に正確に伝えることが重要です。
そして患者様本人やご家族様が、病気について正しい知識を身につけることも大切です。
その他に患者さんに特に知っていただきたいことは、自分でできるリハビリ(運動療法)がパーキンソン病の様々な症状を軽減し、進行を抑制する可能性があるということです。近年、パーキンソン病に対するリハビリテーションの効果を証明する研究が多数報告され、日本を含め各国の治療ガイドラインでも早期からのリハビリテーションが勧められています。
当クリニックで施行しているパーキンソン病のリハビリテーション
1.クリニックで行う個別リハビリ(医療保険)
2.患者様宅で行う個別リハビリ(医療保険・介護保険)
3.集団で定期的に行う通所リハビリ(介護保険)
4.クリニックで集団リハビリ(第一日曜日)
当クリニックでは様々なリハビリテーションを提供できる体制をとっております。
関心がある方はお気軽にお問い合わせください。
パーキンソン病ダンス体操
パーキンソン病の患者様が自宅でできるダンス体操を作成しました。
いつでも自分でできるパーキンソン病のリハビリです!
楽しみながら頑張ろう!
動画を見ながら、自宅で気軽にエクササイズ!
【初級】
その場で行う基本の体操です。手を大きく動かしたり背筋を伸ばしたりと、姿勢を整える動きが中心です。
また、左右交互の手の動きやつかむ動作など、パーキンソン病の方に必要な複合的な動作も取り入れています。
ゆっくりしたテンポで、無理なく取り組める内容です。(6分17秒)
【中級】
ステップとテンポの速い動きが特徴の体操です。バランスを保ちながら素早く動くことで、瞬発力や体幹を鍛えます。
初級に比べて難易度が上がり、より活発に体を動かしたい方におすすめです。(4分15秒)
ロックステディボクシング
当法人(医)川瀬神経内科クリニックスタッフによる、米国発のパーキンソン病専門フィットネス「ロックステディボクシング」もあります。
詳細は画像をクリックし、特別サイトをご覧ください。
